朝起きるのが辛い「起立性調節障害」とは?どんな人がなりやすい?

2024年11月8日

皆さんは、朝起きるときや、椅子から急に立ち上がった時に、

ふらふらしたり、めまいがする経験はありませんか?

実は、こういう症状がいつもある人は、

「起立性調節障害(きりつせいちょうせつしょうがい)」という病気かもしれません。

 

起立性調節障害ってどんな病気?

起立性調節障害(OD)は、一言でいうと

立ち上がったときに、体がうまくバランスを取れなくなる病気です。

普段、私たちは立ったり座ったりする時に、体の中のバランスをとる仕組みが働いています。

でも、この病気の人は、そのバランスをとる仕組みがうまく働かないため、立ち上がるときに

ふらふらしたり、めまいを感じたりします。

この、体のバランスを取る仕組みは自律神経といわれます。

起立性調節障害の症状が強まると

朝起きることができなくなり、日常生活に支障が出ます

不登校の子供の4割がこの病気に悩んでいるといわれています

 

どんな症状があるの?

朝起きるのがつらい 頭が痛い だるい

立ちくらみ めまい 心拍が急に早くなる

吐き気がする 視界がぼやける

疲れやすい 集中できない

などなど、人によって感じる症状は様々です

 

一般に症状は朝から午前中にかけて出ることが多く

横になると比較的楽で

午後には改善することが多いですが

夜になると目が冴えてしまい眠れなくなってしまうことが多いです

 

原因は?

起立性調節障害は

自律神経が体の中でうまく働けなくなった事が原因であることが多いです

いろいろな理由で自律神経の働きは邪魔をされてしまいます

 

どんな人がなりやすいの?

 

①10代前半の学生

10代は、心身ともに大きく変化する時期で、自律神経も不安定になりがちです。

急速に成長する体に、内臓や筋肉の成長が追い付かず、

心身のバランスが崩れやすくなります。

また、学校や部活、人間関係など、様々なストレスを抱えやすい時期です。

試験や進学などの悩みも、抱えすぎてしまうと

自律神経の働きが乱れてしまうことがあります。

 

②真面目な人

 責任感があったり、頼みごとが断れなかったりする人は、

ストレスを溜め込みやすく、自律神経が乱れやすいことがあります

 

③生活習慣が不規則な人

睡眠不足や運動不足は血行不良や神経の働きを鈍らせ、体の回復を邪魔します

また、不規則な食事や水分不足、偏食も体のバランスを崩します

 

④姿勢が悪い人

猫背や反り腰、ストレートネックは首や肩がこるだけでなく

神経の働きを邪魔することがあり、自律神経の働きも悪くしてしまいます

 

もし自分や家族が起立性調節障害かなと思ったときは

この病気かなと思ったら、必ず病院に行きましょう

気の持ちようや、根性論では絶対に改善しません

起立性調節障害は立派な病気です

無理をすれば悪化にもつながり、回復にも時間がかかります

一人で悩まずに、ご家族と必ず相談し

一緒に病院に行きましょう。

 

ですが、早い改善には自身での生活習慣や姿勢の改善も

とても大事です

どうすればいいのか困った時は

ぜひ元整骨院にもご相談ください!

 

元整骨院の姿勢矯正について